【FGO】東方グランドオーダー 第15回【プレイ日記】

偉大なりカエサル

輝夜「カエサル!? これが!? えっ、ちょ、待てや!」

妹紅「えらいまたふくよかな……」

輝夜「そんなんどうでもええわ! デブは貫禄や。王者の、富貴の象徴や。でもな、髪があるやないか! 史実でも『ハゲの女たらし』とまで言われたくせに、こいつぁ一体どういうこった!」

慧音「英霊が自らの理想の姿を顕現させるものだとしたら、カエサルは見栄えの美しさよりも、豊かな毛量のほうが欲しかったのかもな……」

妹紅「薄毛は性愛と並んでデリケートかつ深刻な問題だからなあ。史実でもハゲハゲ言われてたくらいだから、相当気にしていた可能性は高い」

輝夜「それはそれとして、こいつ絶対良いキャラしてるわ。もう見た目だけでわかる。ヘルシングの少佐みたいなカリスマ持ってる。間違いない」

輝夜「ほら見なさい、この堂々たる風格! やばいわ、私、彼お気に入り。友達にしたい。何しろ輝夜ちゃんもまたこの世のディクタトルだから……」

妹紅「自室にタートルみたいに引きこもってるやつが何を言う」

輝夜「お前、『牛車ヤクザの輝夜』って言われるくらいにアクティブな私を知らないのかよ」

妹紅「嫌われてんじゃねーか!」

輝夜「恐れられてるとおっしゃい」

慧音「一方、妹紅も『全裸サスペンダーの妹紅』と呼ばれ」

妹紅「呼ばれてない!」

輝夜「やっべーわー。言動のひとつひとつが最の高だわー。この表情、この抑揚、何もかもがラスボスの風格じゃん。ここで出てくるってことは、ローマ編のラスボスじゃなくて召喚された敵の英霊の一人って感じみたいだしさあ。退場するの超もったいないわ」

妹紅「かなり魅力的な造型だよな。このシリーズだからこそ出せたという感じがする。普通ならカエサルは英雄らしい姿になるはずだ。肥満体というのはそれだけでマイナスの概念だ。そこをプラスにするとは……」

慧音「うむ。Fateシリーズは思わぬキャラの女体化ばかりがクローズアップされるが、こういう男性キャラの魅力があることも非常に特筆すべきことだな」

輝夜「カエサルをして『あの御方』と呼ばせる……? 誰だ。『マスター』じゃないところがかなりの肝よね」

慧音「敬意を持てる相手ということか」

輝夜「でも、他のローマ組ってあまり有名じゃないよね?」

慧音「そうだな。となると、もっと強烈な存在ということになる」

妹紅「ユピテルはどうだ」

輝夜「ユピテル?」

妹紅「ローマ神話の最高神ユピテル。ギリシア神話のゼウスとも同一視される、偉大なる神だ。さらにはかつてから女体化されている実績があり、そういう面でもキャラ立ちさせやすい。英語読みも『ジュピター』で通りが良い」

慧音「ふむ……ホルストをかけたくなるな」

輝夜「いいセンかも。ちょっと進めてみましょ」

かっこいいデブは名作の条件?

輝夜「フレンドから借りた沖田総司オルタでザコを蹴散らすのぜ」

妹紅「沖田総司って通常時がオルタみたいなものな気がするんだが……」

慧音「甲陽鎮撫隊に参加できなかった怨念の塊みたいなものかね」

輝夜「キャーカエサルサーン!!」

妹紅「いちいちかっこいいやつだな」

輝夜「おらっ、カエサル様の御前やぞ! ネロの如き暴君は頭を下げい!」

妹紅「もはやどっちが敵だかわからん」

慧音「こういうマイナスの特徴を微塵も感じさせないタレンティドデザインは最高だ。もっとやれ」

輝夜「有能な敵ほど心を昂ぶらせるものはないわ!

妹紅「無能な味方は?」

輝夜「フォーク氏ね」

妹紅「突然の銀英伝」

輝夜「ひゅう、見ろよ! ぐだ男たちにも気を配るこの余裕! しかも、礼節を忘れない! お前がインペラトルや!

妹紅「そうだよ。こいつがインペラトルだ」

慧音「よしわかった。ここからはカエサルとともに戦おう

妹紅「人類滅びるがな」

輝夜「やべえ、いかにもなFateシリーズ的ネーミングなのに、それすらもかっこいい。あばたもえくぼってレベルじゃねーぞ!」

慧音「いや、それが違うんだな。Crocea Mors……クロケア・モルスは史実でも出てくるカエサルの剣だ。第二次ブリタンニア遠征において、敵将ネンニウスの盾に食い込んで抜けなくなった。ネンニウスはこの剣を奪う形で多数のローマ兵の命を奪ったが、彼自身もまた戦死した。彼の兄弟であるブリトン人の王、カッシウェラウヌスは大切な者の死を悼み、クロケア・モルスとともに埋葬したとされる」

妹紅「『黄色き死』の名を持つ剣とともに天へ送られたのか! なんとも皮肉な話だな」

輝夜「やったー! 賽は投げられた!

妹紅「もうなんかアイドルのお約束みたいになってるぞ」

輝夜「偉大なる独裁官! 私も川を渡ります! ルビコン川とかネヴァ川とかエブロ川とか漢江とか白川とか!

妹紅「ルビコンはカエサル、ネヴァ川はアレクサンドル・ネフスキー、エブロ川はスペイン内戦の共和国軍、漢江は朝鮮戦争……白川は? というか、白川ってどこ?」

輝夜「熊本の白川

妹紅「知らんわー!」

慧音「熊本市にはどう見ても1級河川じゃない1級河川の藻器堀川もあるぞ。ガンパレード・マーチをやったプレイヤーなら、『どぶ川べりの道』を覚えているだろう。あれのモデルのひとつになったと言われている」

妹紅「どぶ川扱いされる1級河川……」

輝夜「ありがとうカエサル! ありがとうローマの英雄! でも、ごめん。英雄王で吹っ飛ばすわ!」

妹紅「ひどい恩仇を見た」

慧音「金ピカはFateにおいて特別

進撃の独裁官

輝夜「ホンマそれ。無為無駄愚策。この特異点のラスボスは絶対に無能。きっと趙括みたいなやつよ」

妹紅「趙括は兵法バカの経験不足だったんだから、それこそ名将を最前線を送るような真似はしないだろう」

輝夜「じゃあ、趙括以下だわ。戦略もまともに立てられないクズ! 能力を得ただけのスカポンタン! いったいどこの誰だか、しっかり顔を拝んでやらないとね」

慧音「わからんぞ。FF6でのケフカとレオのように、確執があったのかもしれん

輝夜「マジかよ。ここのラスボス、ケフカかよ……妖星乱舞を流さなきゃ」

輝夜「見ろよ! こんなに気高き敗者がいるか! 彼は勝者だ、紛れもなく勝利者だ! 聞け、我ら勝てり!

妹紅「『アイーダ』はエジプトなんだよなあ」

輝夜「偉大なりカエサル! 光輝あれユリウス氏族! さらば、さらば!」

妹紅「名乗りがかっこいいって『価値』だよねえ

輝夜「連合帝国首都とかいうこの上なくダサい名称。私のカエサル様にそんな言葉をしゃべらせないで!」

妹紅「もうすっかり信奉者だ」

慧音「『シーザー主義』や『カエサル的独裁』という単語がブリタニカに収載されている意味を思い返してしまうな」

妹紅「それにしても、宮廷魔術師とは?」

輝夜「こんな計画しか作れない小物! ゲス! 石川啄木!

妹紅「ひどい言いようだ」

妹紅「む……まだやる気か」

慧音「どうやら、これから本気のカエサルらしい」

輝夜「カエサル最高や! 全力で殺してあげる!

妹紅「なんか清姫化してない?」

慧音「ラテン語にするとより美しき言葉、『Veni, vidi, vici.』。まさにカエサルそのもの」

輝夜「天に二日なく、土に二王なし。決戦じゃあ!」

これ……カエサルです

慧音「ゴウランガ! カエサル=サンはしめやかに爆発四散!

妹紅「ミンチよりひでぇや」

輝夜「ハイクを詠め。カイシャクしてやる」

輝夜「敗者とも思えん余裕や! おい、邪ンヌ! 見とるか!? 邪竜をぶちのめされただけでめっちゃ驚いてた邪ンヌー!

妹紅「もうジャンヌ・オルタをいじめるのはやめてやれよ……」

慧音「もしかしてこのゲーム、ボスの格がラスボスより中ボスのほうが上なんじゃ」

輝夜「そらまあ『平凡な僕でも召喚したらマスターなんだぞ』構造だから仕方ない。それは淡き夢であり、現実には起こりえないことだからね。いや、逆か。現実にも無能が旗を振るから有能な人間が困る状況になる

妹紅「そうですか、永遠亭の長たる蓬莱山輝夜さん」

慧音「永夜異変では部下をこき使ってましたね、蓬莱山輝夜さん」

輝夜「マジかよ。ブーメランしたぞ」

輝夜「いいかい、ユリアン。驚け驚けって引っ張るだけ引っ張ったところで、ハードルを上げる効果しかないんだから、お前の創作の中で使うのはやめておくんだよ。だいたい作者は1つの回答しか用意できないけど、読者は無数に予想を組み立てることができるんだ。勝てるわけがないじゃないか」

妹紅「競馬とかの予想で『ああっ、来るとは思ったんだよなぁ!』って言ってるパターン大体これだからな。選んでなきゃ同じなのに、ただ思考のプロセスを踏んだというだけで当たったようなツラをする

慧音「ここは自己紹介が多いインターネッツですね

輝夜「さらばカエサル! 第二特異点、終わり!

妹紅「終わってねーよ!」

慧音「いいキャラだった……。これよりもすばらしい個性に出会えることを期待したいが」

輝夜「死ぬ間際まで最高の印象のままとか、そうそうおらんし。もう私の中のハードルは上がってるから、どんなやつが来ても驚かない」

妹紅「突然のギルガメッシュ」

輝夜「それはたまげて死ぬ」

妹紅「お前死ねんだろ」

慧音「オマエモナー」

上手に罵倒しましょう

輝夜「あっ、小物スマイルを披露してくれた髪型細川護煕のマフラーヤローだ!」

妹紅「おや、レフはんやないですか。お元気なようで何よりどすなぁ。カルデアを潰す使命を受けてたのに、フロント要員とバックアップ要員を共に生き残らせる優しさはすばらしいですわあ。普通なら恥ずかしくて自決するところ、ちゃんと生きて何とかしようする様には本当に感動させられます。それで、本日は観光どすか? カエサルはんを捨て駒にするくらいですから、よほど戦力に余裕があるんでしょうなぁ。うらやましい限りですわ」

輝夜「私がいつも通りにボケたら、もこたんが藤原流絶許弁論術を披露していた」

慧音「妹紅がついに山城国の流儀を使い始めてしまった。もはや私の及ぶところではない」

妹紅「カエサルのような良キャラが死んで、こいつだけ今後も生き残るようなら、私はGooglePlayに容赦なく星1を投下する

輝夜「私のアカウントなんですけど!?」

輝夜「完全に小物らしい思い違いをしていて笑える。バーサーカーが思い通りにならん程度で動揺してどうすんねんって話で。お前、悪魔ちゃうんか。この程度で動揺するとかどういうこっちゃ」

慧音「妹紅が何とも言えない表情をしている」

妹紅「今、私がレフ・ライノールというキャラに抱いている感情を当てられる?」

輝夜「なんだ地雷女みたいなこと言い出した」

慧音「『全部お前のミスから始まっとるんやぞ』とか」

妹紅「答えは『はよ死ね』

輝夜「京都スタイルから一転してド直球で来た。メジャーリーガーかよ」

輝夜「カリギュラ、反逆したんか。やるじゃん。成功してたら深道ランキング3位に急上昇してた」

妹紅「ジョンス・リーは超えられないんだな……」

慧音「八極拳のロマンは簡単には崩せんよ」

輝夜「直近の任務に失敗しておいてこの言いようである」

妹紅「『俺は電通マンだぞ』みたいなもんだろ」

慧音「『おいらっち早稲田なんやけど~』かもしれない」

輝夜「あのテンプレ好き。早稲田の校友だいたいあんな感じ

輝夜「チンコデカ王きたあ!」

妹紅「なぜスリーハンドレッドより先にそっちの印象が出てくるのか」

慧音「筋肉はいいなあ。説得力がある。変な髪型ヤローがムキムキだったら、ここまで私たちも悪しざまに罵ったりはしなかった」

輝夜「髪型は許す。個性だから。でも、帽子職人の尊厳を汚す変なツバの曲げ方! ネクタイの勘違い加工! 襟だけスーパースターなスーツ! 小物スマイル! 口だけ達者で任務全然達成できてない現実! 肩幅が与田の3分の2! ボタン留めすぎ! 何もかもがしょぼい。こんなのに滅ぼされるのは所長が世襲な上に感情も制御できないプラチナブロンド魔理沙で、かつ爆弾の持ち込みすら阻止できない最低のセキュリティ意識で、しかも山の中にある癖に職員のフィジカルおよびメンタルケアのための設備も充実しておらず、ついでに食料、水、医薬品の供給源がハッキリしていない人理継続保障機関くらいなものよ。どことは言わないけど」

慧音「言うとるがな」

妹紅「レフが出てくると悪口が止まらんなあ……。まったく魅力的なお方ですわあ」

慧音「ここまで15回やってきて、ある意味では一番盛り上がったな。悪口は最強のコンテンツだ」

輝夜「ただ、もしもこの第二特異点のラスボスがイケメン親父だったり真のカリスマだったり超絶個性の持ち主だったり、あるいはレフが意外とあっさり死んでくれたりしたら許すわ」

妹紅「そうだな。教授とかいう癖にその肩書きに求められる知性がまるで備わっていないこいつがさっさと消えてくれたら、世界はより美しくなるだろう」

慧音「レフ・ライノールのファンには悪いが、私たちはどうやら彼が苦手らしい。そういう感じで、次回もまたよろしく頼む」

輝夜「あ、レフが全裸巨根爆肉鋼体とかしたら評価逆転あるけど

永琳「それはありません」

輝夜「ですよねー」

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